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中国三峡ダムの水位、入水量、出水量(日本時間7月18日20:00現在)

      2020/09/14

中国三峡ダムの水位、入水量、出水量をご案内します。

三峡ダム、一昨日から丸二日以上、放水中です。
開放されている排水口は、一昨日は1つ、昨日は2つ、今日は3つになりました。
※見た目からの判断です。もしかすると現在は4つ開いているのかもしれませんが、いくつ実際に開けられるのかは分かりません。

出水量も上がっていますが、それ以上に入水量が膨大で、水位はじりじり上昇しています。

■一昨日の様子はこちらです。
中国三峡ダムの水位、蓄水量、入水量(日本時間7月16日20:00現在)

■昨日の様子はこちらです。
中国三峡ダムの水位、蓄水量、入水量(日本時間7月17日20:00現在)

以下が、17日7時からの水位の変化です(時間は中国時間です)。
・17日7時  156.83m(入NA、出32,200)
・17日10時 157.01m(入NA、出32,200)
・17日12時 157.19m(入NA、出32,200)
・17日15時 157.54m(入57,000、出32,100)
・17日17時 157.82m(入57,400、出31,900)
・17日19時 158.12m(入57,800、出31,800)
・18日6時 159.72m(入NA、出33,000)
・18日7時 159.86m(入60,000、出33,000)
・18日8時 160.02m(入NA、出33,000)
・18日9時 160.17m(入61,000、出33,000)
・18日10時 160.33m(入NA、出33,000)
・18日11時 160.47m(入61,000、出32,900)
・18日12時 160.65m(入NA、出32,800)
・18日13時 160.78m(入61,000、出34,700)
・18日14時 160.91m(入NA、出34,800)
・18日15時 161.05m(入61,000、出34,700)
・18日16時 161.20m(入NA、出34,700)
・18日17時 161.36m(入61,000、出34,600)
・18日18時 161.52m(入NA、出34,600)
・18日19時 161.52m(入61,000、出34,500)

ダムに流れ込む入水量が毎秒60,000㎥を超えてきており、出水量の毎秒34,000㎥を超過しているためダムに水が溜まっていきます。
175mが計画高水位のため、まだ蓄水余地はありますが、大放水で水位上昇スピードを抑えています(抑えきれているのかどうかは分かりません)。

ネット情報(真偽不明)によると、放水能力はまだあるようですが、下流域への影響もありますので、ぎりぎりまで蓄水するか、或いは放水するかで判断が難しいのかもしれません。
ただ、ここまで放水が続くと洪水防止機能は削がれますね。もちろん、60,000㎥がそのまま流れるよりはいいですけど。

毎秒30,000㎥の水を24時間放水しつづけると、26億㎥になります。すでに48時間以上経過していますので、倍の52億㎥がダムの外に出ています(単純計算ですが)。
琵琶湖の水量が275億㎥ですので、琵琶湖の約20%の水が一昨日から放水されていることになります。
発電用の出水もあるでしょうから、全部が長江に流れているとは思いませんが、ダムの外に出てはいます。

ちなみに、過去2016年の入出水のグラフがありましたので参考に掲載します。50,000㎥は超えていませんね。

今の水位上昇ペースだと、4日後には175mに到達します。
今の入水量が続くどうかは分かりませんが、今後3日間の天気予報は雨予報となっています。
放水能力に余力があるなら、出水を増やすことになりそうですが、下流域はすでに洪水ですし、さらに雨が降る予報ですので、難しい局面ですね。

また、ダムの水位は雨期と乾季で増減させていますが、これも過去のグラフがありましたのでご紹介します。
ブルーの部分が雨期ですが(今の季節)、過去に160mに迫っている年が2つあります。
その時は洪水だったということです(赤い矢印で指摘されている年)。
それでも160mは超えていませんので、今年の雨が過去になく多いことが分かります。
通常は、175mまで貯水し、雨期を迎える前に放水し水位を145mにまで下げ、雨期に上流で降る雨を蓄水して、下流域に大量の水が流れ込むのを防ぐというサイクルで、今年も6月初旬から放流し水位を145mまで下げて準備したようですが、今年は放水しています。

農村や小都市など大都市周辺地域では各地で洪水となっています。
中国政府は、昨日「長江2020年第2号洪水」、本日「淮河2020年第1号洪水」を宣言しました。

都市部は大堤防に守られてよほどのことがない限り堤防を越えてくることはないと思いますし、周辺の決壊で都市の河川に流れ込む水量が減っているようで、水位が下がっているところもあります(武漢長江)。
とはいえ、念のため、皆様の子会社が立地する近くの河川等の水位変化にはご注意ください。
中国各地の河川や湖、ダムなどの水位変化はこちらで確認できます。
中国各地のダムや河川の水位が分かるサイト

また、ゲリラ豪雨で一時的に浸水することもあろうかと思いますので、土嚢などの何らかの準備はされておかれた方がいいかもしれません。

最後に、政府発表中国時間19時の三峡ダムの水位と各地の様子を以下にご紹介します。

①政府発表のダム水位、入水量、出水量

②淮河洪水宣言

③三峡ダム上流の湖北省恩施市の洪水の様子

④19日14時までの雨予報

⑤南京洪水警戒レベルⅠ級へ

長江流域に子会社がある会社の方は、子会社工場の近くの河川等の水位にご注意ください。

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