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中国三峡ダムの水位、蓄水量、入水量(日本時間7月17日20:00現在)

      2020/09/14

中国三峡ダムの表題時点の水位、蓄水量、入水量をご案内します。

三峡ダム、昨日から丸一日以上、放水中です。
昨日は、排水口は1つだけ開放されていましたが、今朝から2つ開放して放水しています。

昨日の様子はこちらです。
中国三峡ダムの水位、蓄水量、入水量(日本時間7月16日20:00現在)

にもかかわらず、水位は上昇しています。
ダムに流れ込む入水量が毎秒50,000㎥を超えてきており、出水量の毎秒32,000㎥を超過しているためです。
毎秒30,000㎥の水を24時間放水しつづけると、26億㎥になります。琵琶湖の水量が275億㎥ですので、琵琶湖の10%の水が昨日から放水されていることになります。発電用の出水もあるでしょうから、全部が長江に流れているとは思いませんが、ダムの外に出てはいます。

17日7時からの水位の変化です(時間は中国時間です)。
・7時  156.83m(入NA、出32,200)
・10時 157.01m(入NA、出32,200)
・12時 157.19m(入NA、出32,200)
・15時 157.54m(入57,000、出32,100)
・17時 157.82m(入57,400、出31,900)
・19時 158.12m(入57,800、出31,800)

2時間で約0.3mペースで上昇中です。
17日10時の時点で、ダムへの入水量が毎秒50,000㎥を超えていたようです。

入水超過のため、じりじりと水位が上昇しています。
ダムの計画高水位は175mのため、まだ20m弱の余裕がありますが、このペースが続くと、概ね5日~6日後には175mに達します。
6日間も続くかは分かりませんが、単純計算ではそうなります(ダムそのものの高さは185mです)。

ダムはこうなっているそうです。

145mと警戒水位から175mの計画高水位までに221.5億㎥の水が蓄水するそうです。6月にこの分をすでに放水したとのことですので(水位を145mに下げて、その後の大雨を蓄水するため)、下流域はたっぷり水がある状態かもしれません。
これに6月からの雨と、昨日からの放水が加わりますので、中下流域の今後の洪水は厳しいと思われます。

この状況を受けて、中国政府は、「長江2020年第2号洪水」を宣言しました。
“长江2020年第2号洪水”在长江上游形成

三峡ダム近くの重慶市周辺で大雨です。

また、重慶から1,500キロも離れている蘇州市の太湖周辺でも水位が上昇していると報道がありました。
連日の雨や6月の三峡ダム大放水の影響もあるのかもしれません。
蘇州市には日本企業も多く立地します。
さすがに園区や新区などは大丈夫だろうと思いますが、念のため水位の変化にはお気を付けください。

各地の水位変化はこちらで確認できます。
中国各地のダムや河川の水位が分かるサイト

最後に、政府発表の三峡ダムの水位と各地の様子を以下にご紹介します。

①政府発表のダム水位、入水量、出水量

②太湖周辺に洪水宣言

③太湖周辺で警戒水位を超過している地域

④鄱阳湖周辺で警戒水位を超過している地域

⑤武漢市付近で警戒水位を超過している地域

長江流域に子会社がある会社の方は、子会社工場の近くの河川等の水位にご注意ください。

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