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中国三峡ダム 警戒水位145メールの意味は?ここ数年の最高水位は?

      2020/07/16

中国でも雨が降り続いています。
雨が降っている地域にある三峡ダムにも注目が集まっています。
・ダムの水位が警戒水位を超過している
・決壊するのではないか?
・ダムの水位を維持するた大量の水が放水され下流域が洪水になるのではないか?
という感じです。

そこで、注目が集まる三峡ダムの最高水位や入出水量についてまとめてみました。

ちなみに7月15日朝の三峡ダムです。水が溜まっている側からの映像です。時間は中国時間です。
雨は降ってませんね。夜更けは重慶西部の衛星写真が暴雨でしたので今後心配です。

①警戒水位145メートルとは?
警戒水位は中国では「防洪限制水位」となり、日本の警戒水位と同じような定義となります。
つまり、ここを超えて計画高水位に近づくと、日本では、消防団などが対応に走るという状態です。

三峡ダムの防洪限制水位は145メートル、设计洪水位(計画高水位)は175メートルとされています。ちなみにダムの高さそのものは185メートルだそうです。
なお、145メートルを下回ると発電できないともいわれてますので、145メートルはキープとなります。

ここ最近の2012年からの水位の動きは下記のようになるそうです。

6月に水位が警戒水位を超えたために大放水し、145メートルにまで下げています。7月の雨に備えたとされています。
ニュースにもなりましたが濁った水がダムから勢いよく噴き出す様子の大放水です。

現在、155メートルにまで達していますが、過去の水位を見ると、175メートルギリギリまで蓄水するケースもあります。
今後再び、大放水するかしないかの判断は、下流域の雨の具合や河川の状況、ダムの耐久性などの複数の要因をにらみながらの難しい判断になりそうです。

週末にかけて、今年の雨期の最後の大雨が来ると予報されていますが、まだ20メートルありますので、なんとか蓄水で耐え大放水はしないというシナリオもありそうです。

昨日の入水量が毎秒32,000立米、出水量が毎秒23,900立米のため、差し引き毎秒8,100立米の入水超過状況で、一昨日から昨日の1日間の水位の上昇は1.5メートルでした。
昨日のペースの入水超過であれば、単純計算ですが、あと13日間は耐えられるとなります。
来週に雨期が終われば、蓄水でしばらくいけるのかなとも思います。

もちろん、あくまで単純計算ですので、1日の水位が急上昇する可能性もありそうなると話は変わります。緊急放水をやむなくされ中下流域は厳しくなるやもしれません。
(170メートルくらいで崩壊するかもしれませんが、こればかりは何とも分かりません。大丈夫だとは思いますが…。)

いずれにしても、週末どの程度の雨になるか、これまでにダム上流で降った雨がいつどれくらいダムに到達するのか、来週は雨期が明けるのか?ですね。

②過去の入出水量
2016年の大雨では、毎秒50,000立米に達したようですが、概ね30,000立米付近を上下しています。
昨日は、32,000立米でしたので、2016年と同様の入水量のようです。

私はダムの専門家ではありませんので、上記のデータをどう読み解けばいいのか、確かなことは言えませんが、参考になればと思います。

いずれにしても、皆様の中国子会社付近の河川の状況などにはご留意ください。
こちらのページで水位を確認ください。
中国各地のダムや河川の水位が分かるサイト

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