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2012年01月05日
トヨタの心意気に学ぶ 2012/1/5発行

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2012/1/5発行
       ◆◇◆ アタックスネット 時流解説 ◆◇◆
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attax-net会員の皆さま
明けましておめでとうございます。本年も何卒よろしくお願いいたします。
メールマガジンattax-netでは、経営に関わる時事ニュースについて
専門コンサルタントによる解説を毎週お届けしております。
年初の今回は、『トヨタの心意気に学ぶ』と題してお送りします。
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■トヨタの心意気に学ぶ■
  アタックスグループ 代表パートナー
  公認会計士 西浦道明
 
 
 日本経済新聞によれば、トヨタは昨年末、
 2012年の世界生産台数を
 11年見通し比24%増の865万台とする計画を発表しました。
 
 
 アジアや南米など新興国の成長が
 生産の伸びをけん引し、過去最高を更新。
 グループを含めると世界初となる1000万台の大台が視野に入る
 大変前向きな計画です。
 
 
 リーマン以降、様々な困難を乗り越えてきた後だけに感動を覚えます。
 
 
 一方でトヨタは、強烈な円高の中、
 国内販売台数の倍に相当する「国内生産300万台死守」を掲げ、
 豊田章男社長は
 「競争を勝ち抜くには日本に現場が必要」と強調しています。
 
 
 なぜトヨタはそこまで国内生産にこだわるのでしょうか?
 
 
 そもそも国際的な「地産地消」への流れの中で、
 生産拠点を国内だけに置くことは現実的ではなく、
 一見して非合理的とも思えます。
 
 
 ところが、本件に関する限り、トヨタの発想は極めて合理的なのです。
 
 
 多くの企業が海外シフトで狙うのは、
 国内の10分の1以下のような安い人件費で生産コストを抑えることです。
 
 
 しかし、安易に海外シフトすることは、
 「実は最も頭を使わなくて済む選択肢」であり、
 生産技術面では何の革新も生みません。
 
 
 生産拠点の海外移転が進むと
 生産技術者が頭を使う場を奪われてしまう
 とトヨタは考えているのです。
 
 
 本来、生産技術力は、
 国内、あるいは企業の本社として維持することが望ましく、
 いくら人件費の安い土地に移ろうと、
 同じ土地に海外企業や現地企業が拠点を構えたときに競争に打ち勝つ
 ためには、生産技術力を高める以外に道がないはずです。
 これを欠けば、競争力は著しく劣化します。
 
 
 せっかく世界有数の実力を持つ生産技術を、
 見す見す失ってしまっていいのでしょうか?
 
 
 この数年、我々が学んだことは、
 グローバル化が需要の急増・急落をもたらす危険性でした。
 
 
 この環境に適応すべく、トヨタの生産技術は、
 これから「少量変種に対応したつくり方改革を目指す」ようです。
 
 
 各分野で一番の設備メーカーや部品・材料メーカーで構成される
 サプライヤーと共に多くの知恵を絞り、
 少ない量でも確実に利益を出せる
 革新的な生産技術の創造を狙っているのです。
 
 
 かの大トヨタにして、
 ここまでの執念を持って国内でのものづくりにこだわっているとすれば、
 中堅中小企業が安易な海外シフトに自己満足したり、
 愚痴をこぼしながら国内に留まっていていいはずがありません。
 
 
 内に留まろうが外に出ようが、
 大手が攻め込んで来ない隙間分野で、
 誰にも負けない、
 自社独自の技術なり製品なりを磨くことに全力を傾注すべき
 ときが来ているのです。
 
 
 
▼執筆者:西浦道明コンサルタント紹介
http://www.attax.co.jp/consultant/detail/004.html
 
 
 
 
 
 
 
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2012年01月05日 13:18 個別ページ