株式会社アタックス 執行役員 中小企業診断士
大手システムハウス(東証1)勤務後、アタックス入社。戦略的経営計画策定、経営情報システム導入、人事組織風土改革支援、経営幹部・後継者教育等に従事。現在は、ビジネスモデルの刷新を図り、組織活性化と業績向上を実現する経営革新のコーディネータとして奔走中。

アタックス静岡事務所の最大のイベント「夏期経営トップセミナー」が7月22日盛況のうちに無事終了した。今年は株式会社沖縄教育出版・代表取締役社長の川畑保夫氏と未来工業株式会社・代表取締役社長の瀧川克弘氏のおふたりをお招きし、企業経営の考え方を余すところなく語っていただいた。
弊社顧問の坂本光司教授の基調講演と合わせ、参加者の皆様からは大変ご好評をいただいたことをここにご報告する。中には、「夏の経営者の甲子園として、定例化を期待する」といったコメントをお寄せいただいた方もあり、主催者の一員としては、嬉しいかぎりである。
今回は、川畑社長のご講演から印象に残った事柄をご報告したい。実は、お目にかかるのも、お話を伺うのも今回が初めてであった。なぜ、日本でいちばん長く・楽しい朝礼を行うのか、それがどのような効果があるのか、以前から非常に不思議に思っていたのだが、直接お話を伺う機会に恵まれ、その「こころ」が少しだけ理解できた気がする。
朝礼は、社員が本音でエネルギー交換をする対話の「場」であったのだ。お互いを認め合い、感謝し合い、称え合う「場」なのだ。
そして「理念」とは「目的」であり、全てはここからスタート(発想)し、また深堀りをしなければならないと話される。その土地の人がその土地で暮らせる社会がいい社会であり、そのために地域に雇用を創ることが目的であるという。同社の経営理念にも、その思いが込められている。
経営理念
私たちは、地球上に住むすべての人々が
健康で平和に暮らせる社会をつくるため、
みんなで力を合わせて、働きがいのある楽しい職場環境を創り
お役立ちの喜びを実践しています。
㈱沖縄教育出版
最後の部分がまた素晴らしい。「実践します」ではなく、「実践しています」だ。決してお題目ではないことがよく理解できる。いただいた会社案内や資料は、「お役立ちの喜び」に満ち溢れた顔でいっぱいである。「空気(企業風土)はごまかせない。」と川畑社長は言う。
ではどのようにしたら、こんなに素晴らしい企業風土を創ることができるのか。
次の言葉が参考になるだろう。
「経営者が見るべき経営指標はES(社員満足)なんです。経営者がESを高めた場
で、社員はCS(顧客満足)を追求する、という循環をつくりたいと思っています。」
沖縄まで朝礼を見に行きたくなったのは、私だけではあるまい。