書籍
![]() |
社長の力
|
内容
筆者は、1,700社余の顧問先や講演会などで、一万人近い社長や経営幹部と直接話をしてきた。そうした経験の中からわかることは、どの社長も考えていることは皆同じで、「いかにして儲けて、いきいきと成長を続けるか」である。
本書では、どこにでもある業種三社をモデルケースとして紹介。
いずれも独自の強みを創り出し、ビジネスモデルを上手に変革させてきた。「会社の寿命三十年」の壁を乗り越えて成長を継続させている「社長の力」は賞賛に値する。
《明日からすぐにでも導入して欲しい勝ちパターン》
点で始まった超一流企業との取引を、線にし、面への成長させた印刷会社。
《一石三鳥の勝ちパターン》
後継者に挑戦させて成功、
社員を一切リストラせず業態転換をやり遂げた建設機械販社。
《売れる仕組みづくりに成功した勝ちパターン》
規模拡大にこだわらず、
半年前から予約が殺到するブランドを築き上げた温泉旅館。
●企業を成長させ続けるための「社長の仕事」には次の三つがある。
- 儲かるように市場を創り変革を続ける
- 社員のモラールを高めて結果を出す
- 後継者をつくる
●この三つの仕事を完遂させるには、次の四つの「社長の力」が必ず求められる。
- 理念体現力(経営理念を自らの信念とする力)
- 人間力(経営者が鍛錬すべき独特の人間性)
- 戦略構想力(自社の勝ちパターンを構想する力)
- 仕組形成力(経営の仕組みを構築し運用する力)
現社長のみならず、経営幹部にも、次期社長候補として「社長の力」をぜひ身につけてもらいたい。本書が「儲けて成長し続ける」ためのヒントになれば、これにまさる喜びはない。
目次
プロローグ
社長の仕事
- 儲かる市場を自ら創り示す
- 社員のモラールを高めて結果を出す
- 後継者をつくる
- 勝ちパターン経営のキーコンセプト
第一部
成長を続ける三社のケーススタディ
(1)シイエム・シイ(印刷業→マーケティング業)
- 印刷業からマーケティング業への上手な業態変革
- 創業者の自然体が成長の要因だった
- 先代の経営方針を守りながら、点を線に、線を面にした
- 仕事への五つの価値観を、経営の仕組みに取り入れる
- 黒字のうちに取り組むべき課題
(2)ビックレンタル(建設機械販売業→建機レンタル業)
- 急速に縮む市場で、ビジネスモデルを変えて成長を続ける
- TQCの徹底した導入で人材育成を図る
- 建機レンタルビジネスは宝の山
- 後継社長は、用意してもらった舞台で最大限演じればいい
- ビックレンタル憲法を作ってまで企業文化をつくる
- 「出資をしましょう」と言われる信用とは?
(3)嵯峨沢館(温泉旅館業)
- 予約がなかなか取れない二軒の温泉旅館を経営する
- 先代女将が考えた小さな旅館を繁盛させる基本
- 「ゆっくり静養に来ていただく」という原点に戻る
- 「心理と感性の時代」に求められる温泉旅館の開発
- 最高のホスピタリティの宿を目指すために
- 「間のサービス」をつかむ教育
- ブランドの構築で口コミの予約が増える
第二部
「社長の力」とは何か
(1)理念体現力をつける
- 人生を懸けてもいいと社員に思わせる
- 顧客から指示される企業の存在価値
- モデルケースは例外なく原理・原則主義者
- 社員との相互信頼を図る
- 経営理念の体現者になる
(2)人間力をつける
- 社長に求められる胆力
- 優れた社長ほど臆病である
- 人に好かれる魅力がメンターとの出会いをつくる
(3)戦略構想力をつける
- 自社の勝ちパターンを描く戦略構想マップ
- 顧客価値を生み出す三つの手法
- コア能力を獲得する
- 環境の変化とともに変えるビジョン
- 差別化するビジネスモデル三つの要素
- 進化を取り入れる
- 挑戦的な目標を設定する
- 戦略構想を未来決算書で検証する
(4)仕組形成力をつける
- 経営の仕組みの建築家になる
- 自立した人財の育成
(5)社長の資質条件
- 求められる「心の姿勢」と「力」
(6)後継者の「社長の力」を育てる場と環境づくり
- 後継者に「社長の力」を身につけさせる
- 経営を「体験できる場」を与える
- 経営の知識を「学ぶ場」を与える
- 現経営者が、後継者の資格条件を公言する
- 経営理念を明示し浸透させる

