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2008年12月31日
サンクコスト効果とは?  営業の部下をモチベーションアップさせるコミュニケーション術

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★サンクコスト効果

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サンクコスト(埋没費用)とは、既に支出(投資)された費用のうち回収不能なもののことである。
 
サンクコスト効果(塹壕効果)とは、せっかく支出(投資)したのだから無駄だとわかっていても計画を続行してしまう心理的傾向を言う。
 
要するに「諦めきれない」心理のことである。「コンコルドの誤謬」はまさに歴史上最も有名な「サンクコスト効果による誤謬」と言われている。
 
投資を継続することにより損失が増大することが目に見えているにもかかわらず、これまでに費やされた費用と労力を惜しむあまりにコンコルドの開発を中断することができなかった。
 
このサンクコスト効果を活用したコミュニケーションテクニックを考える。
 
つまり「すでに費用と労力が十分に費やされている」ことを強調することで、相手の行動改革を促す。
 
 
 

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【コミュニケーション例】
 

マネージャー :
「SFAを導入して1年が経過したが、君のグループのメンバーはなかなか入力が定着化しないな。すべての商談情報を入れるようにと言ってるじゃないか」
 
 
営業マン :
「しかしそんな時間とれませんよ。こんなシステムに入力するぐらいなら一件でも多く電話したほうがいいじゃないですか。それにこういう類の取り組みは今まで続いた試しがない。どうせ社長の熱もすぐに冷めますよ」
 
 
マネージャー :
「1年前、社長から説明があったじゃないか。今回のSFA導入に社運を賭けているって。SFAの選定に半年も時間をかけ、社内でワーキンググループを設置してシナリオを設計し、1年前に導入して全国の支店で90人の営業がもう使ってるんだぞ。情報システム部門も専門のサポートチームを作っているし、すでに80%以上の入力が定着している。それにけっこうお金がかかってるんだからな」
 
 
営業マン :
「どれぐらい使ったんですか?」
 
 
マネージャー :
「なんでも4000万ぐらいかけたらしいぞ。しかもSFAを定着化させるために専門スタッフを3人雇ってる。毎年のサポート費用も400万とか500万と言われている。だが全営業がこまめに商談情報を入力すればそれぐらいの費用は簡単に回収できるさ」
 
 
営業マン :
「そんなに時間と費用をかけてきたんですか。大変なプロジェクトですね」
 
 
マネージャー :
「何を他人事のように言ってるんだ。すでに関西や中部では営業会議にも使っているし、すべての営業の報告資料はこのSFAから出力できるようにマネージメントルールが統一された。関東だけが遅れてるんだ」
 
 
営業マン :
「そうだったんですか……。わかりました。そこまで、ということなら、やります」
 

2008年12月31日 08:12