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2008年12月30日
★ SFAの開発に潜む大いなる勘違いとリスク ……SFA開発の成功と失敗事例について
SFAを選定する際、悩むのは以下の3点である。
● SFAパッケージ
● 自社開発
● SIer等における開発
SFAパッケージは魅力的だが、費用はかかるし、説明を聞いても本当に自社に合っているかよくわからない。
いっそのこと自社で作るか、SIerに任せて思い通りに作ってもらったほうがいいのではないか?
SFA導入を検討している企業なら、一度はこのようなことで悩んだ経験があるだろう。しかし果たして本当に営業のニーズを聞いて自社独自のシステムを開発したほうがよいだろうか? 営業がSFAを活用して成果を出すであろうか?
「★ SFAベンダー比較! ……ベンダーは専業メーカーか、それとも総合メーカーを選ぶべきか?」でも書いているように、自社開発もSIer(エスアイヤー)における開発もお勧めできない。
なぜならSFAは「顧客のニーズを反映させたものではない」からからだ。
現場の営業から徹底的にヒアリングして開発したとしても、営業が利用するとは限らない。システム開発者には理解できないかもしれないが事実である。
システム導入後、営業はあれやこれやと言い訳をして使わないケースが多い。そのため導入後のカスタマイズ性が鍵を握るのである。独自開発であれば、仕様変更が発生するため時間と労力がかかる。
しかし営業に活用してもらうためには、これぐらいの覚悟は必要である。
専業メーカーのSFAは簡単にカスタマイズできる機能が実装されている。そのために少々高額になるが、必要な投資と考えていただきたい。
営業の特性を知らないシステムエンジニアは、あまりSFA開発に手を出さないほうがよいと私は思う。
SFAは簡単にできそうで、それほど簡単ではない。

過去、富士通やNEC、日立製作所など大手総合ITベンダーがSFAの開発に着手したがほとんどが断念している。そして専業メーカーのパッケージソフト(セールスフォースドットコムやeセールスマネージャー)を間接的に販売しているか、それさえもしていないのが実態だ。
SFAは非常に重要なシステムである。( → 「★ SFAとERPは企業を支える重要な基幹システム ……SFAを比較検討するうえでのキーポイント」)
しかしながら手を出すと火傷するシステムなのである。( → 「★ SFAベンダー比較! ……ベンダーは専業メーカーか、それとも総合メーカーを選ぶべきか?」)
SFAベンダーには、ユーザーである営業ひとりひとりを正しい方向へリーディングするノウハウが不可欠である。
機能は標準的なもので十分。それで導入後の成功/失敗が決まると考えたら大きな間違いである。まさにシステム屋の発想である。
(ただしフレキシブルなカスタマイズ性は不可欠 → 「★ SFA徹底比較! ……SFA(営業支援システム)の種類と、選択のポイント」)
餅は餅屋に任せたほうが賢明である。
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